はじめに|節約が続かなかった私に効いたのは「固定費の整え方」だった
家計を何とかしようと思うと、つい食費や日用品などの“変動費”を削りたくなります。
私も最初はそこから入りました。
でも正直、変動費の節約は疲れました。
その割に、体感の改善が小さい時期もありました。
一方で、固定費は
- 一度見直すと効果が続く
- 毎月の余力が読みやすくなる
- 家計の不安(ブレ)を減らせる
というメリットがあり、私にはこちらの方が合いました。
この記事では、私が固定費を「削る」より 整える 方向に寄せて、
生活費を安定させたときの考え方と手順をまとめます。
※状況によって最適解は変わるので、あくまで 「私の場合は」 の整理です。
この記事で分かること
- 固定費を見直す前に知っておきたい「考え方」
- 固定費の代表項目(通信・保険・サブスク・車関連・住まい分担)の見直し手順
- 失敗しにくい「判断基準」と「運用ルール」
- 向いていない人/注意点
- コピペで使える固定費チェックリスト(年1回の見直し用)
結論|固定費は「減らす」より“老後まで続く形に整える”方がラク
私の結論はこれです。
固定費は、気合いで削るより
「必要なものは残し、不要なものは外し、管理しやすい形に整える」
方が続きました。
固定費は一度整えると、毎月の余力が安定します。
すると、生活費管理がラクになり、投資や老後設計の判断もしやすくなります。
そもそも固定費とは?(変動費・特別支出との違い)
私は家計を3つに分けて考えています。
- 固定費:毎月(または毎年)ほぼ一定で出ていく
例:通信費、保険、サブスク、会費、車保険・税など - 変動費:月ごとに上下する
例:食費、日用品、光熱費など - 特別支出:年に数回まとめて来る
例:車検、家電、冠婚葬祭、修繕など
固定費が整うと、変動費と特別支出が扱いやすくなります。
特別支出を年単位で管理する方法は、
👉 「特別支出の年単位管理」 にまとめています。
https://kecchan-blog.com/special-expense-management/
私の前提(40代・独身・地方・雪国・実家暮らし)
私の生活条件は次のとおりです。
- 40代・独身
- 地方暮らし(車が生活必需品)
- 雪国(冬に支出がブレやすい)
- 実家暮らし(住居費の持ち方が一般的な賃貸と異なる)
この条件だと、固定費の中でも特に影響が大きいのは
- 通信(スマホ・ネット)
- 保険(入りすぎのリスクがある)
- サブスク(気づくと増える)
- 車関連(税・保険・基本維持)
- 実家の分担(家賃ではなく“負担”として持つ)
あたりでした。
HOW TO|固定費を整える手順(私が続いたやり方)
私がやっているのは、難しいことではなく次の順番です。
- 固定費を「一覧にする」
- それぞれに「判断基準」を置く
- 変更する(減らす/やめる/残す)
- 「運用ルール」を決めて増殖を防ぐ
- 年1回だけ見直す(やりすぎない)
STEP1|固定費を一覧にする(まずはこれだけ)
私は、固定費を“見直す”前に、まず一覧にしました。
見直しの出発点は、削ることではなく 把握 だと思っています。
固定費の例(一覧に入れるもの)
- 通信(スマホ・ネット)
- 保険(医療・がん・生命など)
- サブスク(動画・音楽・アプリ・クラウド等)
- 会費(年会費、組合費、習い事など)
- 車関連(自動車保険、税、最低限の整備ベース)
- 住まいの負担(実家分担/維持費の一部など)
「月額のもの」だけでなく、「年払い」も入れるのがポイントです。
年払いは、忘れた頃に来て家計を乱しがちです。
STEP2|固定費ごとの“判断基準”を置く(私の場合)
ここが「削る」ではなく「整える」ポイントです。
私は、固定費を「ゼロにする」のではなく、判断基準で仕分けしました。
① 通信費(スマホ・ネット)
私の判断基準(例)
- 通信は生活インフラなので、無理に我慢しない
- ただし「昔のプランのまま」は見直し候補
- 使っていないオプションがあれば外す
私がやめたこと
- よく分からないまま追加したオプションを放置すること
- “たまに使うかも”の有料サービスを抱えること
② サブスク(定期課金)
サブスクは少額でも積み上がりやすいです。
私は「増殖防止ルール」を作ったらラクになりました。
私の判断基準(例)
- 使う頻度が月1以下なら、一旦やめる候補
- 代替(無料・買い切り)で足りるなら切る
- 迷ったら1か月解約してみる(困らなければ不要)
私の運用ルール
- 新規で増やすときは「1つ入れたら1つ減らす」
③ 保険(入りすぎになりやすい)
保険は安心を買うものですが、入りすぎると固定費が重くなります。
私は「不安」だけで増やさないように、目的を言語化しました。
私の判断基準(例)
- 何が不安で、何に備えたいか説明できるか
- 同じリスクに対して、保障が重複していないか
- “貯蓄で対応できる部分”まで保険で埋めていないか
※ここは個人差が大きいので断定はしませんが、私は
「保険で全部守る」より「固定費を軽くして、余力を厚くする」方が安心に繋がりました。
④ 車関連(地方暮らしの固定費の芯)
地方の車は、贅沢というより生活インフラになりがちです。
私はここを“特別支出”と混ぜずに、固定費ベースを把握するようにしました。
固定費として見ているもの(例)
- 自動車保険
- 税(年払い)
- 最低限の整備のベース(消耗品の平均など)
車検や冬タイヤなどは「特別支出」で別枠にした方が、家計が安定しました。
雪国の冬に増える車関連の出費は、
👉 「雪国の冬に増えやすい特別支出」 にまとめています。
https://kecchan-blog.com/snow-special-expense/
⑤ 住まいの負担(実家暮らしの場合)
実家暮らしは家賃がゼロ、という単純な話ではないと私は感じています。
私の場合は「分担」や「維持」をどう持つかが重要でした。
私の判断基準(例)
- 分担のルール(何を負担するか)が言語化できているか
- 家の維持費(修繕・家電など)を“想定外”にしない
- 将来の変化(介護・同居の変化)を想定しているか
実家暮らしの生活コスト(分担・注意点)は、
👉 「独身×実家暮らしの生活コスト」 にまとめています。
https://kecchan-blog.com/single-home-life-cost/
STEP3|固定費は「年額」に直すと、家計が落ち着く
固定費は月額だけ見ていると、年払いの負担が見えにくいです。
私は、固定費を 年額で把握 するようにしてから、見通しが良くなりました。
- 月額×12に加えて、年払い(保険・税・年会費)も足す
- 「年間の固定費」を出して、生活費の土台にする
年間支出を「年で組む」考え方は、
👉 「年間支出320〜330万円の生活モデル」 にまとめています。
https://kecchan-blog.com/annual-cost-320/
STEP4|増殖を防ぐ「運用ルール」を決める(ここが続くコツ)
固定費は一度減らしても、放っておくと戻ります。
私が続いたのは、次のルールを決めたからでした。
- 見直しは 年1回だけ(やりすぎない)
- サブスクは「増やすなら減らす」
- 保険は「目的が説明できない追加はしない」
- 年払いはリスト化して、支払い月を把握する
注意点|このやり方が合いにくいケース
固定費の見直しは万能ではありません。合いにくいケースもあります。
- 近い将来に生活が大きく変わる(転居・同居解消など)
- 家賃や返済が重く、まず資金繰りが優先
- 車が複数台・走行距離が極端に長いなど条件が特殊
- 家族構成が複雑で固定費の分担が難しい
こういう場合は「削る」より、まず 見通しを立てる(年額化) が先だと思います。
FAQ
Q1. 固定費はどれくらいの頻度で見直すべきですか?
私は年1回で十分でした。見直しをやりすぎると疲れるので、「年度末」「誕生月」など決めてルーティン化しています。
Q2. 固定費を下げると生活の満足度が落ちませんか?
私の場合は、満足度が下がる削り方は続きませんでした。だから「削る」ではなく「整える」に寄せました。必要なものは残して、不要なものを外す方がラクでした。
Q3. どこから手をつけるのが一番効果的ですか?
私は「サブスク」と「年払いの棚卸し」が一番早く効きました。次に通信。保険は個人差が大きいので、目的を言語化してから見直すのが安心でした。
まとめ|固定費を整えると、生活費も投資も“続く形”になる
私が固定費を整えて感じたメリットは、次のとおりです。
- 毎月の余力が読みやすくなった
- 生活費のブレが小さくなった
- 特別支出が来ても慌てにくくなった
- 投資を“習慣”として続けやすくなった
- 老後の試算が現実に寄せやすくなった
固定費は、気合いで削るより、管理しやすい形に整える方が続きました。
固定費チェックリスト
年1回の見直しで、私が確認している項目です。必要な部分だけ使ってください。
通信
- スマホプランが“昔のまま”になっていない
- 使っていないオプションが残っていない
- 家のネット回線の契約内容を把握している
サブスク・定期課金
- 月1以下しか使わないサービスがない
- 「入れたら1つ減らす」ルールを守れている
- 無料期間→有料に移行したまま放置がない
保険
- 何に備える保険か説明できる
- 保障が重複していない
- “不安だから増やす”追加が増えていない
車関連
- 自動車保険・税など年払いの支払い月を把握している
- 車の固定費(最低限の維持)を年額で把握している
- 車検や冬タイヤは特別支出として別枠管理できている
住まい(実家暮らしの場合)
- 分担ルール(何を負担するか)が曖昧になっていない
- 家の維持費(修繕・家電)を想定外にしていない
- 将来の変化(介護・同居の変化)を想定している
年払い・会費
- 年会費・会費を一覧化している
- “よく分からない支払い”がない
- 支払い月が重なる時期の対策がある